代数学(だいすうがく、
algebra)は
数学の一分野で、「代数」 の名の通り数の代わりに文字を用いて方程式の解法を研究する
学問として始まった。その意味では代数学という命名は正鵠を射ている。しかし
19世紀以降の現代数学においては、
ヒルベルトの
公理主義や
ブルバキスタイルに見られるように、代数学はその範囲を大きく広げているため、「数の代わりに文字を用いる数学」とか「
方程式の解法の学問」 とかいう理解の仕方は適当ではない。現代数学においては、方程式の研究は方程式論(代数方程式論)という代数学の古典的一分野として捉えられている。
現代ではまた、代数学的な考え方が解析学・幾何学等にも浸透し、数学の代数化が各方面で進んでいる。その意味で、代数学は数学の諸分野に共通言語を提供する役割も演じている。
が著作した 『
イルム・アル・ジャブル・ワル・ムカバラ("Ilm al-jabr wa'l-muqabalah")(約分と消約との学=The science of reduction and cancellation)』(
820年)を、
チェスターのロバート(あるいはバスのアデレード () )が、"Liber
algebrae et almucabala"として
ラテン語に翻訳した。これが後500年間にわたってヨーロッパの大学で教えられたという。