、多国間との財物や人の
透過性を制御する。国境にどの程度の透過性を与えるかは、それぞれの国の
主権者が決定する事項であり、国家がグローバルな競争の領域単位である状況の下では、
労働力や財の市場を最適化するように透過性が操作される。労働
ビザや定住ビザの発給数や、非合法で入国した労働者取締の強度が、この透過性操作に当たる。
国境の物理的な強度は、この社会的透過性の程度によって規定される。透過性が低い国境は、壁や地雷原などにより、二重三重に封鎖され、人の往来が許されないだけでなく、人の自由や権利にとっても国境であるといわれることもある。
ドイツが東西に分割されていた当時の境界などがその例である。