将棋 wikipedia|無料辞書
将棋(しょうぎ)は
日本将棋、
本将棋(ほんしょうぎ、歴史的には
小将棋)ともいい、2人で行う
ボードゲーム(盤上遊戯)の一種である。インド古代の
チャトランガが起源と考えられているゲームの一種であり、その中では、世界中で盛んな
チェス、中国で盛んな
シャンチーに次いで競技人口が多いと推定されている
[岡野伸『世界の主な将棋』(プリンプリント、1999年5月)には、盛んな将棋類の推定競技人口として、チェスとシャンチーが約5億人、日本将棋が約1500万人、朝鮮半島のチャンギが約700万人、タイのマークルックが約500万人との記述がある。また、田中寅彦『将棋界の真相』(河出書房新社、ISBN 4-309-26796-3)は、チェス、シャンチー、日本将棋、マークルックに加えてモンゴルのシャタルを「世界五大将棋」としている。]。
◆ 概要
日本では特に本項で述べるいわゆる「本将棋」が普及しており、
中将棋もわずかではあるが愛好家によって残されている。他に
小将棋から派生したと推定される朝倉将棋が福井県を中心として残されており、主に福井県内のイベントなどで朝倉将棋の大会が開かれている。
本将棋の他にも、盤のマス目の数や駒の種類を変えたり、将棋の盤と駒を利用して別のルールで遊んだりする遊戯が考案されている。本将棋以外の将棋、および将棋に関連する遊戯については、
将棋類の一覧を参照されたい。
◆ ルール
◇ 基本ルール
・ 縦横9マスずつに区切られた
将棋盤の上に
駒を配置し、それらの駒を動かすことによってゲームが進められる。
・ 1つのマス目に複数の駒が存在することはできない。また、1つの駒が2つ以上のマス目に同時に存在することはできない。
・ 盤上の自分側の3段を自陣、相手側3段を敵陣という。
・ 駒は
玉将(玉)・
飛車(飛)・
角行(角)・
金将(金)・
銀将(銀)・
桂馬(桂)・
香車(香)・
歩兵(歩)の8種類であり、それぞれ動きが決まっている(で後述する)。
・盤上のある駒が動くことができるマス目のことをその駒の「利き」という。
・ 自分の駒の利きに駒がなければ、そのマス目に移動できる。
・ 自分の駒の利きに相手の駒があるときは、相手の駒の位置に移動することでその駒を「取り」、自分の持ち駒とすることができる。
・ 自分の駒の利きに自分の駒があるときは、そこに移動することはできない。
・ 競技者双方が交互に、盤上にある自分の駒を1回ずつ動かす(「指す」と称する)か、持ち駒を1つ盤上に置く(「打つ」と称する)か、どちらかをする。
・ 自分の番が来たら、必ず一手指すか、または打たなければならない。二手続けて指したり、パスすることはできない。
・二手続けて指す二手指しや、パス行為は即刻反則負けである。
・ 持ち駒は、空いているマスであれば盤上の好きなところに打てる。
・ 桂は敵陣2段目と1段目、香と歩は敵陣1段目に打つことはできない。そこに打つと動くことができないからである(で後述する)。ただし、自分の駒によって動けるマスがふさがれているだけの場合は打つことができる。また、歩は打つと
詰みが生じる場合にも打つことは出来ない。
・ 玉と金以外の駒は、敵陣に入るとき・敵陣の中で動くとき・敵陣から出るときに「成る」ことができる。
・ 成った場合、飛は
竜王(竜)・角は
竜馬(馬)・銀は
成銀・桂は
成桂・香は
成香・歩は
と金になり、それぞれ駒の動きが変化する。
・ 成るときには、成る前の駒の動きで指し、指した先のマス目に駒を裏返して配置する。次にその駒を指すときは、成った駒の動きで指す。
・ 持ち駒を敵陣へ打つ場合や、相手の成った駒を取った場合でも、成った状態の駒を打つことはできない。
・ 一度成った駒を元の駒の動きに戻すことはできない。
・ 成りは強制ではなく、成らないこと(「不成(ならず)」と称する)を選択することもできる。
・ 成らないまま敵陣から出た駒は、もう一度敵陣に入るまで成ることができない。
・ 桂は敵陣2段目もしくは1段目、香と歩は敵陣1段目に進んだときには、必ず成らなくてはならない。移動先がなくなるからである。
◇ 駒の動き
||全方向に1マス動ける。||align="center"|-||align="center"|-||align="center"|-
|-
||縦横に何マスでも動ける。
駒を飛び越えてはいけない。||竜王(りゅうおう)
竜(りゅう)
||
||飛+銀の動き。
|-
||斜めに何マスでも動ける。
駒を飛び越えてはいけない。||竜馬(りゅうめ、りゅうま)
馬(うま)
||