法令 wikipedia|無料辞書
◆概要
法令という語は、一般には法律(国会が制定する法規範)と命令(国の行政機関が制定する法規範)を合わせて呼ぶ法用語である。しかし、もろもろの法規では、法律と命令のほか、条例や規則(地方公共団体が制定する法規範)、最高裁判所規則(最高裁判所が制定する法規範)、訓令(上級官庁が下級官庁に対して発する命令)などを含めて「法令」と呼ぶこともある。このように、「法令」という用語の使い方は、かなりまちまちである。結局、個々の用例に則して、その範囲を決めるほかはない。
◇ 日本の法令の数
・憲法 1
・法律 1791
・政令 1836
・府省令 3238
・その他(勅令、閣令、太政官布告) 92
◆ 法令の種類
日本の法令には、種類ごとに優劣関係がある。上位の法令が優先され、上位の法令に反する下位の法令は効力を持たない。優劣関係は、おおむね次のようになっている。
国の法令
>
条例 >
規則(教育委員会規則
、公安委員会規則
など)
:ただし、法令の対象となる事項にもよるが、憲法と条約との関係、条約と法律との関係、法律と最高裁判所規則との関係については、優先関係につき争いがある。
◇現行法令
日本の現行法令には、
憲法(
日本国憲法)、
条約(憲章、協定、議定書などを含む。)のほか、
法律、
政令、
命令(府令、省令、各省庁等が定める規則、庁令)、
最高裁判所規則、
議院規則(衆議院規則、参議院規則)、ならびに
条例、各地方公共団体の首長や行政委員会が定める
規則がある。それぞれの内容は下記の通り。
:
国際法上で
国家どうし、あるいは
国際連合などの
国際機関で結ばれる成文法である。日本国が同意しているものは、公布され、国内では法律より優先する。条約は
憲章、
協定、
議定書などの名称で締結されるが、法的には条約と扱われる。